2017年6月

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夕張での目的は幸せの黄色いハンカチ想い出広場に行ってみることでした。

1977年に公開された山田洋二監督の「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地です。

高倉健が任侠映画からの転換点となった映画でもあります。


炭鉱長屋の中がギャラリーとなっております。


高倉健と武田鉄矢が博多弁で話すこのシーンも好きです。


勇さんが欽ちゃんから背中を押されて帰っていったシーン。


結構強い雨が降り出してましたが、ギャラリーの方も結構いらっしゃいます。


一通りみましたので、これから最終目的地、札幌に向けて出発です。


北の繁華街すすきのを見て・・・


ジンギスカンでも食おうかと思いましたが、やはり一人ジンギスカンはちょっと気が引けて、居酒屋でビールを一杯。


翌日は市場でシシャモを買って帰ることに。


オスとメスがありましたが、シシャモのオスってまあ、メザシみたいなものなのか??と思い、とりあえず、オスもメスも買ってみることに。
その後、バイクを陸送業者へ預け、新千歳空港へ向かいます。


新千歳空港でもやはりソフトが気になり、食べることにします。



カツゲンがゼリーで入ってるなかなかの逸品!
雪印パーラーなんていうのも九州では見たことがないぞ・・・


飛行機も順調に飛んで、無事福岡にたどり着くことができました。
GWで込み合ってるのかなぁなんて思っておりましたが、GWの北海道はまだシーズンオフの時期。
今年は例年になく、暖かい日だったようで、キャンプもできて本当にラッキーなツーリングでした。
真っ暗の中で、アルコールバーナーをつけてコーヒーを沸かします。

コーヒーを飲んだら、もう9時過ぎになってしまい、そのまま寝袋の中で寝入ってしまいました。

隣のテントの方が11時過ぎに帰ってこられたようで、いったん目が覚めましたが、そのまま、また爆睡。目が覚めたのが午前5時ごろ。

外は明るいので、また、コーヒーを淹れて朝食のパンと流し込みます。

名寄を午前6時過ぎに出発。今日の最初の目的地である富良野へ向かいます。
今日は、予報では天気が下り坂。途中で本降りになりような予感です。

富良野へ向かっている途中で美瑛に立ち寄ります。


セブンスターの木だったり、


ケンとメリーの木だったり・・・

僕の年代より上の方にはなじみ深いのかも・・・


パッチワークの丘っていうフレーズもあったので、美瑛の丘は夏になると色とりどりの丘になるんだろうなぁと思いながら、トラクターが丘をどんどん耕していくのを見ておりました。


トラクターもでかく、ほとんどが外車・・・

その後、休憩のために立ち寄ったところでこんなデザートをいただきました。



このツーリングでは、ラーメンとソフトクリームばっかり食べてる気がします。
なかなか良いお値段ですが、メロンの熟れ方がイマイチ。まだまだ寒かったので、露地栽培のメロンが出始めて、完熟したメロンにソフトが載ってると美味しいだろうに・・・と思いここを出発。
出発のころには大雨が降りだしました。

カッパと着るために、いったんラベンダーで有名なファーム富田へ避難。


シーズン前なので、ラベンダーはまだ咲いてなく、ここでラベンダーコーヒーをいただきました。


がっつりとラベンダーフレーバーなのかと思いましたが、そこまでラベンダー味でもなく、(お店全体に広がるラベンダーの匂いのせい??)普通においしいコーヒーでした。
店内も見て回りましたが、大降りになっている雨が気になり、いつ出発するかを見計らっておりましたが、雨が止む気配はないため、カッパを着込んで出発!

このツーリングで楽しみにしていた夕張へ向かいます。
夕張に向かう間もずっと雨。
腹も減ったので、夕張にあるのんきやさんでラーメンをいただきます。



このラーメンも醤油ベースのあっさりした味で本当においしい!
ラーメンに麩が入っているには初めての経験!
数名しか座れないカウンターだけのラーメン屋さんです。

つづく・・・
給油後に、そのままオホーツクラインを南下。

猿払電話中継所跡地に向かいます。



ここに電話交換室があり、戦前に敷設した電話線が海底ケーブルとして樺太から東京までつながっていたそうです。(いまでも樺太までケーブルは敷設されたまま)




終戦になって、ケーブルは侵攻したソ連軍に切断され、通信はできなくなったそうですが、ケーブルは今もまだそのまま残っています。
電話交換所では女性交換手の悲劇があったそうで、ここでも悲しい悲劇を知りました。

ここを出て当初の予定ではオホーツクラインを南下して紋別や網走まで行こうかとも考えましたが、海から吹き上げる横風があまりにもひどいため、南下を断念。

行き先を旭川方面へ変更することにしました。


F104が中頓別の寿公園ということろにあったのでちょっと休憩。
コックピットも見学できるようになっておりました。青空展示している機体にしてはなかなかきれいな状態です。

休憩途中にマップルを見ながら、今日の寝床をどこにするかを考えなければいけません。

翌日の天気がよくない感じだったので、ライダーズハウスでの宿泊を考え、マップルで見つけた名寄からすこし入った場所の下川町にある列車を使ったライダーズハウスへ向かいます。


利用している人は誰もいなく、独占決定でバスターミナルへ列車を開けてもらいに向かいますが、バスターミナルには誰もいません。
休日は管理している旅館に連絡をと記載してましたが、電話もつながらず・・・
シーズンオフっていうこともあると思いますが、結局ここに宿泊できませんでした。

この時点で時間が午後4時過ぎ。ここに必ず宿泊できると思ったので、次の候補も考えてなく、ちょっと焦ります。

マップルで見ると、名寄に大きな公園があってそこにも宿泊ができるようだったので、来た道を戻り、行ってみます。
北海道立トムテ文化の森の中にキャンプ場があるので、さっそく管理棟へキャンプの申し込みを行い、テントを設営。
テントを設営する際に、ポールの差し込みが甘く、ポールをポキッと折ってしまい、手持ちのガムテープで何とか補修。



自立式テントはポールが壊れてしまうと、自立しなくてテントが設営できません。
気持ちが焦ると、確認がおろそかになり、こんな結果になってしまいますねぇ。
こんな時こそ、確認をしっかりして望まないとガムテがないと、この日はテント無しで野営しないといけなかったかもしれません。

バタバタと設営と着替えを終わらせて、近くのホテル内の温泉に入り、夕食を食べます。


これだけでは足りず、ラーメンも。



ホテルを出たころはすでに真っ暗。
キャンプ場までの道のりが寒い!!

つづく・・・







今年のGWの北海道はかなり暖かいそうで、本来ならこの時期は凍えるような寒さの日もあるとか・・・
途中でガソリンスタンドの方が今年のGWは異常気象ですとおっしゃっていましたが、結局その意味は最終日でもわからず・・・だからバイクにもあまりすれ違わないわけだ。
結局、ツーリング最終日までずっとすごしやすい天気のままでした。

留萌のコンビニを出た後に、にしん御殿をすこし見学しました。


明治時代にこんな大きな木造建築ができるくらいですから、ここの親方はかなりにしんで大儲けしたのでしょう。中は開いてなく外だけを見学。


ここの対岸には樺太からの引揚者が終戦の7日後にソ連の潜水艦から魚雷攻撃を受け沈没、1808名の命が失われたとありました。
終戦から70年以上経ちますが、母国を目の前にしてさぞ無念だたろうと思い、慰霊碑を参拝させていただきました。




しかし、この日は道の駅おびら鰊番屋を過ぎて、サロベツ国立公園に入ることにかなりの横風を感じるようになります。


風車が勢いよく回っていますが、これだけの数が設置しているんですから、風の強い日が多く、風力発電には最適なところなんでしょう。



サロベツに入った時点で、高い木々などもなく、九州ではないような風景ばかりです。

ノシャップ岬にいっていたらエゾ鹿の群れが。



最近、ニュースでみたんですが、エゾ鹿があまりに増えすぎて今年は多く駆除したとか・・・この写真で見た鹿も駆除されてないといいんですが・・・

ということで、あっという間にノシャップ岬に到着。風がひどく、停車中のバイクが倒れるんじゃないかと思うくらいの風が吹いています。



自衛隊の基地も見えました。



とりあえず、バイクはお土産屋さんの建物の裏に駐車させていただき、さっそく岬を見学・・といってもシーズンでもないので、閑散としています。

まあ、海を見てもさほど面白くもないので、目的地の宗谷岬を目指します。

途中、稚内北防波堤ドームを見学します。


碑には樺太行きの定期船発着所として建築されたらしいのですが、真冬にバイクで年越しツーリングする猛者たちがここでテントを張るらしいのですが、風をよけるのには良い場所です。


なんとなくヨーロッパの建築物を思い起こさせます。



途中、警戒してたレーダーパトが!ハッと思い、スピードメーターを見ると45km/h。
制限速度は50km/hだったんですが、あまりにも風が強く、スピードが出せてなかったんですが、とりあえず命拾い。

まっすぐ走れないまま、走っていましたが、北風に当て舵を当てるような走行しかできません。左にバイクを傾けてようやくまっすぐ走れる感じです。

宗谷岬の途中、看板があったんで休憩もかねて止まって読んでみました。


間宮林蔵はこの地より樺太探検したとありました。


間宮林蔵を調べてみると、当時樺太が島であることを初めて確認した人物で、大陸にも渡り、現地人になりすまして、現地情報を幕府に報告してたそうです。
しかし、今でも物寂しいところ。その当時は大勢の人が間宮の出発を見に来たのでしょうか??

ここから少し行くと、目的地の宗谷岬へ到着。




ここにも間宮林蔵の碑が。昔のはこのような姿で旅をしたんですね~




ここもシーズンオフなのか、閑散とした感じ。

お土産屋さんは開いてますが、取り合えず腹が減ったので、岬の前のラーメン屋さんでホタテラーメンを注文。


塩味でなかなかいけます。日ごろトンコツばっかり食べてるので、ラーメンが本当に新鮮。
真ん中の大きなホタテとワカメの塩加減が本当にグー!!
北海道の味を堪能して、次は日本最北の地で給油をいたします。

つづく・・・