マイティダックスを修理しています
ダックスシリーズでは派生モデルだったマイティダックスがあるので、少し手をいれていくことにしました。
マイティダックス・ST90は、1972年11月に発売されたダックスホンダの第三弾モデルとして国内販売されたモデルです。
ST50/70の上位モデルとして、カブ90系のエンジンを搭載し、前後14インチホイールを採用しています。
ダックスST50/70には、さまざまなバリエーション(フェンダーやマフラーの位置、ミッションの違いなど)があったようですが、マイティダックス(ST90)は、1タイプで、モデルチェンジなどもなかったようです。
エンジン出力は空冷4ストローク89ccで6馬力です。
カブ系と大きく異なるのはマニュアルクラッチ式エンジンを搭載しており、ST50やST70と比較すると14インチのタイヤを装着し、オフロード走行もでき、元気に走れるワンランク上のダックスとして発売されたようです。
しかしながら、発売から50年ほどたち、各部に不具合があり、純正部品の入手も困難になりそうです。
先ずはエンジンがかかるかを確認してみます。
ガソリンをタンクに入れてコックをONにしたら予想通り、キャブからガソリンが漏れ出します。
予想通りかぁと思って、キャブを見ると、キャブ下の燃料コックの付け根あたりからガソリンが漏れ出しています。
ネジが緩んでるのかなと思ってねじを締めてみると、なんと片側のネジ山がバカになってました。
さて困った・・・リコイルするという手もありますが、こんな小さなネジのリコイルはもっていないので、いったんキャブレターを交換することにしました。
キャブレターも新品は手に入らないので、田中商会で販売しているST70用のキャブレターを使うことにしました。
1403w6Vダックス ST70用 キャブレター| モンキーパーツはバイクパーツ通販専門店の田中商会
念のため純正のキャブのジェットの番手を確認するために中をチェックしたら、弊社で販売しているキャブレターと番手は同じでした。
ということで、まずはキャブレターを交換完了。
次回に続く・・・